2012年4月26日木曜日

経営組織論の問題です。 事業部制組織とはどういう組織ですか? また事業部制組織...

経営組織論の問題です。

事業部制組織とはどういう組織ですか?

また事業部制組織の形態にはどのようなものがありますか?


そして事業部制組織の利点・欠点について500~800字で論述して下さい。



お願いします







軽く経営学を勉強した事がある者ですが、手近な経営学のテキストを引っ張り出しました(笑)



事業部制組織とは、本社が各事業部に対して大幅な権限委譲を行う分権的組織です。

形態としては「製品別」(例:電機メーカーなら、家電事業部、半導体事業部など)、「地域別」(例:北海道事業部、関西事業部、米国事業部、欧州事業部など)、「顧客別」などがあります。



事業部制の利点は①:環境の変化に対応しやすく②:意思決定も迅速で③:管理者と現場の距離が近いので、一般従業員のモチベーションも上げやすい④:各事業部に権限が委譲されているので、本社のトップマネジメント(代表取締役や役員など)が、全社規模での戦略計画の遂行に専念しやすくなる。⑤:事業部長を経営者として訓練出来る⑥:多角化し、複数の事業を展開する企業に適している。など。



欠点は①:経営資源(資金・従業員など)の調整が困難②:①に関連して、各事業部に類似部門が設置され、経営資源や機能が重複しやすい。③:各事業部が自律的になるので、組織全体の統治が難しい④:複数の事業部にまたがる製品開発・技術革命に対処しにくい⑤:当初赤字になりやすい新規事業に着手しにくい⑥:事業部間でセクショナリズム(縄張り意識)が発生しやすい。など。



蛇足ですが、公務員試験のテキスト・参考書(TAC出版のVテキストなど)はよくまとまっていますよ。

出席していなかった授業の定期試験をそういった本で乗り切る人もいますからね。

0 件のコメント:

コメントを投稿