公務員試験について。私は大学3年生で神奈川の地方公務員になろうと考えています。今のところ小田原市役所の事務を希望していて、TACなどの予備校に通うつもりでいますがコースで悩んでいます。
小田原市役所の出題範囲がわからないので、総合本科生コースと教養型市役所コースのどちらにするか決められません。あと日程さえ重ならなければ、横浜市役所や藤沢市役所等の県内の市役所も受けようと考えてます。
どのコースにしたらいいでしょうか。また小田原を軸にした場合と横浜を軸にした場合のそれぞれの併願先としてどこがよいでしょうか。回答お願いします。
神奈川県の市役所は
ほとんどが教養試験のみであり(川崎などは専門有り),
ほとんどがA日程(6月第4日曜日)に集中しています。
教養のみのところを受ける場合,「教養型コース」でOKですが,
専門試験+教養試験のところを受験する場合は「総合本科」
にする必要があります。
●前述したように,神奈川県県庁および神奈川県内の市役所
のほとんどは,同一試験日であるため,神奈川県内に絞るなら,
県庁を受けるなら県庁だけ,県庁を受けないならどこか1つの
市役所しか受験できません。
早い話が,1日に受験できる公務員試験は,1つだけということです。
しかし,これは極めてリスクが高いです。
●1日に受験できるのは1か所だけということは,試験日さえ違えば,
いくつでも受援できることを意味します。
たとえば,
東京都庁または東京特別区(5月第2日曜)→いずれも専門試験もあり。
国立大学法人(5月下旬の日曜)→教養のみ
国税専門官(6月第2日曜)→専門もあり
国家Ⅱ種(6月第3日曜)→専門もあり
●このように,いろいろな試験を受験することで合格の可能性を高める
ことが望ましいのですが,そのためには,専門試験+教養試験のところを
受ける必要があるわけです。
ですから,私としては「本科」にするのが適切ではないかと思います。
なお,警察官などの公安系公務員は教養のみとなっています。
補足について
●必要学習時間
専門と教養の両方があり,4月ころから始める場合なら,
春~夏 週20~25時間
秋~冬 週30~35時間
年明以降 週40時間以上
上記は公務員専門学校に通う場合で,そこでの講義時間も含みます。
独学なら,もっと多くなると思います。
教養のみなら,上記の半分くらいで大丈夫でしょう。
●予備校に行くことの価値は,
●試験情報がスムーズに得られる。
●復習テストなどで,そのときの実力を測定できる。
●テキストや問題の質問,学習の進め方などの相談ができる。
●面接や小論文の指導をしてもらえる。
●仲間(刺激し合える良きライバル)ができる。
予備校を選ぶときは,電話予約し,直接訪問して
スタッフの話を聞いてみるのがいいでしょう。
●一次合格ライン
細かい科目別の合格基準はありません。
専門全体の得点+教養全体の得点で判定されます。
専門が70%以上なら,教養は45%
専門が65%以上なら,教養は50%
専門が60%以上なら,教養は55%
※特別区だけは,問題が比較的容易なので,専門は
上記+5%でしょう。
※教養のみの場合,60%以上といわれていますが,近年は面接
重視なので,60%以下でも大丈夫かもしれません。
以上です。ファイト!!
個人的には、総合本科生コースを選択し、市役所だけでなく、県庁の地方公務員上・中級や、裁判所事務官なども検討することをお薦めします。
不景気時には、公務員試験は凄い倍率ですから、なるべく沢山の受験を志したほうが良いと思います。試験勉強と一般企業への就職活動を平行して行うのは大変ですし、就職浪人も避けたいですよね。試験の範囲はさほど変わりはないと思いますので。
健闘を祈ります(^_^)/~
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